日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡下結腸右半切除を施行した上行結腸神経鞘腫の1例
山川 俊紀, 山本 久美子, 大越 祐介, 治田 賢, 久保 孝文, 鈴鹿 伊智雄
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2013 年 74 巻 6 号 p. 1611-1615

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抄録
消化管に発生する神経鞘腫は少なく,特に大腸原発は極めてまれである.今回,上行結腸に発生した神経鞘腫に対して双孔式腹腔鏡下結腸右半切除術を施行した1例を経験したので報告する.症例は57歳女性.検診の腹部超音波検査で虫垂付近の直径30mmの腫瘤を指摘され当科に紹介された.腹部超音波検査,腹部造影CT検査,下部内視鏡検査所見から腸間膜リンパ節転移を伴う上行結腸カルチノイドと診断,双孔式腹腔鏡下結腸右半切除術およびD3リンパ節郭清を施行した.病理組織学的には,長紡錘形細胞が束を形成し,錯綜増殖していたが細胞分裂像は認めなかった.免疫組織化学的染色でS-100蛋白陽性,c-kit,CD34,α-SMAは陰性であり,上行結腸に発生した神経鞘腫と診断した.画像上腸間膜リンパ節は腫脹していたものの,転移は認めなかった.
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© 2013 日本臨床外科学会
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