日本臨床外科学会雑誌
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症例
虫垂が嵌頓した男性大腿ヘルニアの1例
宮田 隆司柄田 智也馬渡 俊樹石田 哲也
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2013 年 74 巻 7 号 p. 1997-2001

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抄録
症例は84歳,男性.右鼠径部の有痛性腫瘤を主訴に当院受診した.腹部CTにて内容物に腸管を伴う右大腿ヘルニアと診断したが,明らかな腸閉塞所見は認めなかった.緊急手術にてヘルニア嚢内を確認すると,異臭を伴う暗赤色腹水が充満し,虫垂が嵌頓していた.虫垂切除を施行し,大腿輪はMcVay法にて修復した.
ヘルニア嚢に虫垂が嵌頓する,いわゆるde Garengeotヘルニアの報告は稀であり,イレウス症状を伴わない嵌頓ヘルニアの場合,虫垂嵌頓も考慮すべきと考えられた.
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© 2013 日本臨床外科学会
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