日本臨床外科学会雑誌
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臨床経験
有症状肝嚢胞に対する単孔式腹腔鏡下開窓術の検討
渡邉 学, 浅井 浩司, 松清 大, 齋藤 智明, 児玉 肇, 草地 信也
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2013 年 74 巻 8 号 p. 2058-2063

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抄録
鏡視下手術による開窓術は,その低侵襲性から良性疾患である単純性肝嚢胞に適していると考えられ施行されている.また,単孔式内視鏡手術は,その高い整容性により脚光を浴びている.そこで,今回われわれは,6例の有症状の単純性肝嚢胞に対して単孔式腹腔鏡下開窓術を施行したので報告する.
対象・方法:全例腹部膨満などの有症状症例であり,最大径は98~200mmであった.嚢胞は全例肝表面に突出しており肝下面に存在しているため臍部からのアプローチのみで完全に手術施行可能であった.
結果:嚢胞内容は漿液性で300~1,400mlであった.術後合併症はみられず,創部の整容性にも優れ,患者の満足度も高かった.
結語:単純性肝嚢胞に対する単孔式腹腔鏡下開窓術は,根治性と低侵襲性の両立が可能である優れた術式である.腫瘍増大による有症状の単純性肝嚢胞に対して,従来の開窓術に代わる有用な治療法になると考えられた.
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© 2013 日本臨床外科学会
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