日本臨床外科学会雑誌
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症例
発症2日後に急性膿胸を発症した自然気胸の1例
佐野 厚土屋 武弘
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2013 年 74 巻 8 号 p. 2116-2118

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抄録
81歳,男性.左肺癌および術後の左肺アスペルギルス感染に対して左肺手術の既往あり.肺気腫の既往あり.突然の意識障害で当院救急外来に救急車で搬送された.右肺の呼吸音が減弱しており,胸部単純X線写真で右緊張性気胸と診断された.緊急に胸腔ドレーンを挿入し,ドレナージを開始したところ意識は改善した.気胸発症2日後より38度の発熱と胸水の混濁が出現した.細菌検査でメチシリン耐性黄色ブドウ球菌が検出され,膿胸と診断された.抗生剤の投与および局所麻酔胸腔鏡下掻爬・ドレナージにより改善し退院に至った.気胸の気漏が遷延すると膿胸を発症するが,通常は気胸発症1週間以降に起こることが多く,本例は気胸発症2日後に膿胸を発症した珍しい症例であった.
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© 2013 日本臨床外科学会
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