日本臨床外科学会雑誌
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症例
ParietexTM Composite Meshによる腹壁および傍ストーマヘルニア同時修復の1例
中島 紳太郎宇野 能子大熊 誠尚衛藤 謙小村 伸朗矢永 勝彦
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2013 年 74 巻 8 号 p. 2331-2336

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抄録
症例は82歳の女性で,20年以上前に原因不明の直腸狭窄に対しHartmann手術が施行された.その後,直腸肛門機能低下を理由に永久人工肛門として管理されていた.2009年より傍ストーマヘルニアを認めたが経過観察されていた.2012年,膨隆は増大し,歩行時の疼痛が出現したため受診された.腹部CTで正中創部直下に約15×9cmの腹壁瘢痕ヘルニアと左下腹部に造設された人工肛門の12時から7時方向に直径7×6cm大の傍ストーマヘルニアを認めた.全身麻酔下に正中創で開腹し,傍ストーマヘルニアをParietexTM Composite Parastomal Meshを用いてSugarbaker techniqueで修復し,さらに腹壁瘢痕ヘルニアに対して先程のメッシュの腹腔側にParietexTM Composite Meshを重なるように留置して同時修復を行った.術後12カ月が経過したが再発は認めていない.
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© 2013 日本臨床外科学会
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