日本臨床外科学会雑誌
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症例
術前放射線療法を行い根治切除したPaget現象を呈する肛門管癌の1例
清水 康博長嶺 弘太郎亀田 久仁郎藤井 一博久保 章竹川 義則
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2014 年 75 巻 1 号 p. 169-174

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抄録
症例は75歳の女性で,持続する血便と肛門周囲結節を主訴に来院し,精査でpagetoid spreadを伴う肛門管癌と診断された.狭窄症状が強く周囲組織への浸潤が疑われたため,一時的双孔式横行結腸人工肛門造設術を行った後,放射線照射(1.8Gy×17回 計30.6Gy)を施行した.その後,腫瘍辺縁部肛門皮膚のmapping biopsyを施行し,肛門皮膚の切除範囲を決定後,腹会陰式直腸切断術施行した.病理組織学的検査で,原発巣では癌細胞は消失し,リンパ節を含め根治切除を行うことが可能であった.術後1年5カ月現在,再発を認めていない.
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© 2014 日本臨床外科学会
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