抄録
目的:腹腔鏡下胆嚢摘出術(LC)においてreduced port surgeryが整容性の満足度向上に寄与しているか調査した.方法:2009年11月から2013年6月に従来法,細径法,単孔+1法で施行したLC151例に対し,術後にDAS59を送付し返答を解析した.結果:回答は151例中111例,74%で得られた.スコアは従来法,細径法,単孔+1法で19.5,20.9,19.7と差はなく,すべて満足度は高かった.患者の不満に対する詳細な検討では,創のサイズが増大するほど整容性および疼痛に対する不満が有意に多く,3.5mmでは不満を認めなかった.考察:LCではreduced port surgeryによる整容性の満足度向上は認めなかった.しかし,創のサイズと整容性または疼痛に対する不満は相関している可能性が示唆された.