日本臨床外科学会雑誌
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症例
紡錘細胞癌形態の大腸転移をきたした肺癌の1例
倉吉 学豊田 和広貞本 誠治徳本 憲昭高橋 忠照万代 光一
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キーワード: 肺癌, 大腸転移, 紡錘細胞癌
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2014 年 75 巻 10 号 p. 2817-2823

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抄録
症例は80歳,男性.左原発性肺癌の手術既往があり,低分化腺癌,Stage IBであった.術後1年5カ月後に左下腹部痛が出現し,腹部CT検査にてS状結腸から腸間膜側に壁外性の腫瘍を認め,大腸内視鏡検査ではS状結腸に粘膜下腫瘍様の隆起性病変を認めた.大腸GISTなどの粘膜下腫瘍を疑い,手術施行した.腫瘍はS状結腸から下行結腸腸間膜側に存在し横行結腸にも浸潤しており,左半結腸切除術を施行した.肉眼的には10×10cm大の割面が白色肉腫様の腫瘍であり,組織学的には紡錘形細胞腫瘍の形態を呈していた.免疫組織染色ではCK7陽性でCK20陰性であることから,退形成性肺癌の大腸転移と診断した.術後3カ月目に左肺と骨盤内に再発所見を認め,術後5カ月で原病死した.肺癌の大腸転移は少なく,紡錘細胞癌は非常に稀である.若干の文献的考察を加えて報告する.
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© 2014 日本臨床外科学会
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