日本臨床外科学会雑誌
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症例
潰瘍性大腸炎に対する大腸全摘術後24年目に発生した回腸人工肛門癌の1例
櫛引 敏寛児嶋 哲文平口 悦郎橋田 秀明三井 潤和田 雅孝
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2014 年 75 巻 12 号 p. 3294-3299

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抄録
症例は38歳,女性.潰瘍性大腸炎に対し,昭和62年から平成元年にかけて3回にわたり手術を受け,大腸全摘となり,回腸人工肛門を造設された.平成24年1月に回腸人工肛門粘膜と皮膚との接合部にポリープを認め,近医で治療を受けたが,ポリープの増大があり,平成25年3月に当院紹介受診となった.初診時,回腸人工肛門部に8×6×3cm大の腫瘍性病変を認めた.生検の結果adenocarcinomaで,腹部造影CT検査では腸間膜リンパ節転移が疑われた.同年4月に回腸人工肛門切除,皮膚合併切除,腸間膜リンパ節郭清,および左下腹部に回腸人工肛門再造設術を行った.回腸人工肛門癌は人工肛門造設後20年以上経過してから発症することが多く,長期にわたる定期的な人工肛門部の診察が重要であると思われる.
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© 2014 日本臨床外科学会
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