日本臨床外科学会雑誌
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症例
便潜血を契機に診断されPTEN遺伝子変異を認めたCowden病の1例
大石 一行
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2014 年 75 巻 5 号 p. 1180-1185

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抄録
症例は39歳男性で便潜血を契機に消化管ポリポーシスと診断され,顔面の疣贅状丘疹・歯肉の白色乳頭腫・甲状腺腫瘍を伴っていたため,Cowden病が疑われた.PTEN遺伝子解析でexon6 codon170にミスセンス変異を認め,Cowden病と診断した.Cowden病はPTEN遺伝子変異と過誤腫を特徴とする.悪性腫瘍を合併することから早期発見・早期治療が重要となるため,粘膜皮膚病変や消化管ポリポーシスに遭遇した際に本疾患を念頭に置くことが重要である.
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© 2014 日本臨床外科学会
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