抄録
症例は47歳,女性,検診の腹部エコーで下腹部腫瘍を指摘された.MRIで約11cmの骨盤内腫瘤を認め,漿膜下子宮筋腫の診断で本人希望で経過観察となったが頻尿が出現し,初診から1年7カ月後に手術となった.開腹所見は回腸間膜基部の腫瘍であった.腫瘍を核出して間膜を閉鎖し,手術を終了とした.術後の病理組織診断はaggresseive angiomyxomaであった.本疾患は若い女性の外陰部から骨盤に好発するが,それ以外の部位に発生すことは稀である.再発の多い腫瘍でもあり,今後も慎重な経過観察が必要と思われた.