日本臨床外科学会雑誌
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症例
乳腺腺様嚢胞癌の2例
平尾 具子細井 孝純中尾 武青松 幸雄杉原 誠一堤 雅弘今川 敦史
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2014 年 75 巻 9 号 p. 2408-2413

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抄録
乳腺腺様嚢胞癌は全乳癌の約0.1%と稀な疾患で,リンパ節転移や遠隔転移が少なくホルモンレセプター陰性であることが多い.今回温存乳房内再発をきたした症例と,ER陽性であった症例を経験したので報告する.症例1は59歳女性.2000年に左腺様嚢胞癌ステージI[T1N0(0/12)M0]で乳房温存術と術後放射線治療施行.6年後に同側乳房に局所再発をきたし,本人の希望で再度乳房温存術(Bp2.0cm)を施行.病理組織診断は腺様嚢胞癌,腫瘍径3.5cm,ER陰性,PR陰性,HER2陰性で,術後補助化学療法(EC)を行い,再々発は認めていない.症例2は76歳女性.通院中の内科で乳房腫瘤を指摘され紹介.乳癌と診断し乳房切除術とセンチネルリンパ節生検を行った.病理組織診断は腺様嚢胞癌ステージII B[T3(6cm)N0(0/6)M0],ER陽性,PR陰性,HER2陰性で,現在,術後10カ月で無再発生存中である.
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© 2014 日本臨床外科学会
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