日本臨床外科学会雑誌
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症例
TAPP法にて修復した外傷性腹壁ヘルニアの1例
艮 雄一郎内田 一徳沖山 二郎高橋 信井野口 千秋
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2015 年 76 巻 1 号 p. 136-140

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抄録
症例は71歳,男性.交通事故による外傷性S状結腸穿孔にて他院でS状結腸切除術を施行された.術後数カ月経過した頃より右側腹部膨隆を自覚し当院外来を受診された.同部にソフトボール大の膨隆を認め,腹部CT検査で同部腹斜筋の断絶と欠損部から回腸の脱出を認め外傷性腹壁ヘルニアと診断した.初回手術から約11カ月後にTAPP法による腹腔鏡下ヘルニア修復術を施行した.術後経過は良好で,術後8日目に退院し,現在のところヘルニアの再発を認めていない.今回,われわれは稀な外傷性腹壁ヘルニアの1例を経験したので報告する.
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© 2015 日本臨床外科学会
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