日本臨床外科学会雑誌
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症例
腎移植後9年目に発症した横行結腸憩室穿孔の1例
豊田 秀一江口 徹当間 宏樹岡部 安博廣田 伊千夫北田 秀久
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2015 年 76 巻 10 号 p. 2476-2481

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抄録
症例は55歳の男性.46歳時に献腎移植を施行され,プレドニンを含む3剤併用免疫抑制療法を受けていた.突然の強い腹痛を主訴として当院へ救急搬送され,精査により脾弯曲部横行結腸穿孔性腹膜炎と診断され,緊急で開腹下穿孔部結腸部分切除+二連銃型人工肛門造設術を施行した.術直後からタクロリムスを胃管から投与して免疫抑制療法を継続し,移植腎機能を維持したまま術後19日目に軽快退院した.4カ月後にストーマを閉鎖し初回手術後2年6カ月を経過するが,移植腎機能は良好である.移植医療の広がりとともに同様の症例は増えると思われ,緊急を要する病態においても,移植専門医と密に連携をとりながら治療を行う必要性がある.
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© 2015 日本臨床外科学会
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