日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した小児胆嚢捻転症の1例
川井 陽平永田 二郎
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2015 年 76 巻 10 号 p. 2505-2509

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抄録
症例は8歳,男児.上腹部痛と嘔吐を主訴に当院救急外来を受診した.身体所見では,心窩部から右側腹部にかけて圧痛を認めた.腹部超音波検査と造影CT検査では壁肥厚を伴った胆嚢の腫大を認めた.胆嚢壁は造影効果に乏しく,胆嚢頸部に腫瘤像を認めた.
DIC-CT検査で胆嚢管の途絶像を認めた.壊疽性胆嚢炎と診断し,腹腔鏡下手術を施行した.腹腔鏡にて観察すると,胆嚢は暗赤色に腫大し胆嚢管を中心に反時計方向に360度捻転していた.捻転を解除した後,胆嚢摘出術を施行した.合併症なく術後3日目に退院した.小児期に発症する胆嚢捻転症はまれな疾患である.本邦では,10歳以下の小児では45例の報告がある.最近では,術前正診率は高まっており,小児の急性腹症の鑑別として念頭に置くことが重要と考える.
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© 2015 日本臨床外科学会
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