日本臨床外科学会雑誌
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原著
ソラシックエッグ®を用いた外来気胸管理適応基準についての検討
野間 大督坂本 和裕五来 厚生益田 宗孝
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2015 年 76 巻 11 号 p. 2623-2627

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抄録
背景:近年,ソラシックエッグ®(以下TE)を用いた外来気胸管理の有用性の報告が散見されるが,その適応を論じているものは少ない.方法:2005年8月~2014年3月に当科外来でTEを留置した150例を対象とし,有用性・安全性・適応基準について検討.結果:平均年齢31歳(14~81歳),初発:再発=99:51,軽度:中等度:高度=9:133:8.外来管理完遂率94.0%(141/150).TEで外来管理を行った延べ日数は600日で,TE外来管理率は82.1%(600/731).TE留置後の即日入院症例は9例で,肺虚脱進行:4例,両側気胸:1例,迷走神経反射:1例,その他:3例.結論:TEを用いた気胸管理により82.1%の日数が外来管理可能であった.安全面に十分な配慮があれば,高度気胸,高齢者にも用いることが可能であり,われわれが設定した適応基準は概ね有用である.
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© 2015 日本臨床外科学会
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