日本臨床外科学会雑誌
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症例
側弯症と神経線維腫症1型を伴った浸潤性乳癌の1例
大西 桜上松 俊夫鈴木 秀昭横山 真也
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2015 年 76 巻 6 号 p. 1308-1313

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抄録
症例は44歳,女性.12歳時,von Recklinghausen病(以下,R病)に伴う側弯症を診断され,治療のため長期間,頻回のX線検査を受けていた.2012年4月,左乳房に出血を伴う腫瘤を認め受診した.CTで乳頭直下に6cm大の腫瘤と同側腋窩リンパ節腫大を認めた.針生検で浸潤性乳管癌,ER(-),PgR(+),HER2(1+)と診断し,術前化学療法後に左乳房切除+腋窩隔清(Bt+Ax)を施行した.最終病期はpT4c,pN0,M0,stage IIIB,Grade 1bであった.
R病合併乳癌の報告数は近年増加している.R病患者の約10%に側弯症が合併するといわれている.R病性側弯症を伴う患者は自験例のように頻回のX線被曝によりさらに乳癌発症のリスクが高まる可能性がある.R病合併乳癌の1例を報告すると共にX線被曝による乳癌発症のリスクを考察した.
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