日本臨床外科学会雑誌
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症例
局所再発後に肺と小腸に転移した胸壁原発隆起性皮膚線維肉腫の1例
湯目 玄手島 伸遠藤 文庫斎藤 俊博武田 和憲鈴木 博義
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2015 年 76 巻 8 号 p. 1861-1869

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抄録
局所再発を繰り返した後に肺と小腸に転移をきたした隆起性皮膚線維肉腫の1例を経験した.症例は51歳の女性で,左前胸部の原発巣切除後,局所再発を繰り返し,初回切除より25年後に肺転移をきたしていた.27年後に腹痛で発症し,CTにて小腸腫瘍による腸重積の診断となり,腹腔鏡による腹腔内の観察後に小腸切除が行われた.病理診断は隆起性皮膚線維肉腫の小腸転移で矛盾しない所見で,一部には線維肉腫様の所見もみられていた.術後3年経過しているが,再発はみられていない.隆起性皮膚線維肉腫の消化管転移は極めて稀で,自験例は小腸転移としては本邦初の報告となる.
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© 2015 日本臨床外科学会
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