日本臨床外科学会雑誌
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症例
小脳転移を契機に発見された盲腸癌の1例
武田 昂樹, 小西 健, 山田 晃正, 平岡 和也, 奥山 正樹, 西嶌 準一
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2015 年 76 巻 8 号 p. 1974-1979

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抄録
症例は60歳台,男性.201X年4月,頭痛・嘔吐・食欲不振を主訴に近医を受診.頭部単純MRI検査にて小脳腫瘍を指摘され,当院脳神経外科を受診.頭部造影CT検査で小脳内に周囲に浮腫性変化を伴う3.5cm大の転移性脳腫瘍が疑われたため,原発巣精査目的で胸腹部造影CT検査を施行.盲腸~上行結腸に異常濃染を伴う壁肥厚と周囲のリンパ節腫大を認め,追加したCSの結果,上行結腸癌が確認された.同年5月に歩行障害が出現したため,開頭小脳部分切除術を先行し,組織学的に腺癌が証明された.次いで,同年6月に開腹回盲部切除術を行い,脳腫瘍の原発巣として矛盾しない組織像が確認された.開頭術後2カ月で頭蓋内再発を認め,全脳照射を施行したが,効果が乏しく,歩行障害が出現した.再度,開頭腫瘍摘出術を行い,頭蓋内の残存腫瘍に対してγナイフ療法を施行した.最終手術後9カ月経過観察中,頭蓋内以外の再発は認めていない.
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© 2015 日本臨床外科学会
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