日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡下手術をしたS状結腸腹膜垂による絞扼性イレウスの1例
齋藤 洋之, 石橋 雄次, 末松 友樹, 高橋 深幸, 若林 和彦, 伊藤 豊
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2016 年 77 巻 7 号 p. 1730-1734

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抄録
症例は66歳,女性.腹痛を主訴に来院した.腹部造影CT検査で小腸の拡張とclosed loop所見を認めた.絞扼性イレウスの診断で緊急手術を施行した.腹腔鏡で腹腔内を観察したところ,S状結腸腹膜垂が腸間膜と一部癒着し,その中に小腸が嵌頓していた.腹膜垂の切除のみで絞扼は解除され小腸切除は不要であった.術後経過は良好であった.腹膜垂が原因となるイレウスは比較的稀な疾患である.今回われわれは,腹腔鏡下手術にて治療しえたS状結腸腹膜垂絞扼性イレウスの1例を経験したため,若干の文献的考察を加え報告した.
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© 2016 日本臨床外科学会
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