日本臨床外科学会雑誌
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症例
異時性肝転移に2度の肝切除を施行した上行結腸平滑筋肉腫の1例
吉田 枝里諸橋 一坂本 義之工藤 大輔木村 憲央諸橋 聡子袴田 健一
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キーワード: 平滑筋肉腫, 結腸, 肝転移
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2018 年 79 巻 10 号 p. 2156-2161

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抄録
症例は78歳,男性.貧血の精査のために行った下部消化管内視鏡検査で,上行結腸に管腔の約3/4周を占める2型腫瘍を認めた.腫瘍の組織生検を行い,免疫染色を行ったところ,S-100陰性,desmin陽性,α-SMA陽性,CD34陰性,c-kit陰性,Ki-67 labelling index 30%であり,高悪性度平滑筋肉腫の診断となった.明らかな遠隔転移は認めず,結腸右半切除術+D3郭清を施行した.術後18カ月で肝S4に再発を認め,肝左葉切除を施行した.初回手術後23カ月に,残肝S5に異時性肝転移を認め,肝部分切除術を施行した.その後,初回手術後33カ月となる現在まで,無再発生存中である.結腸に発生する平滑筋肉腫は頻度が少なく,肝転移に対する切除報告例も少ない.異時性肝転移に対し2度の切除術を施行した稀な症例を経験したので報告する.
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© 2018 日本臨床外科学会
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