日本臨床外科学会雑誌
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症例
局所麻酔下に切除した100歳の乳腺浸潤性微小乳頭癌の1例
川崎 伸弘木下 茂喜森 秀暁岡野 和雄
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2018 年 79 巻 11 号 p. 2221-2225

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抄録
今回,われわれは100歳の超高齢者に生じた浸潤性微小乳頭癌(invasive micropapillary carcinoma,以下IMP)を経験した.症例は100歳の女性.外傷時のCT検査で右乳房腫瘤を指摘され当科紹介となった.局所麻酔下に乳腺部分切除を行ったところ,摘出組織の病理検査で,微小乳頭状の癌胞巣が増殖した特徴的な組織像を呈しIMPであった.初診時のCTで遠隔転移所見なく,術後照射や補助薬物治療は行っていない.本邦で報告されている100歳超の乳癌症例は極めて少なく,本邦最高齢のIMPと考えられる.予後不良といわれるIMPではあるが,切除後2年たった現在も良好な経過となっている.悪性度の高い組織型であっても,超高齢者乳癌に対する局所切除は有用な治療となりうる.
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© 2018 日本臨床外科学会
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