日本臨床外科学会雑誌
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症例
著明な壁外発育を呈し予後不良だったCK20+横行結腸低分化腺癌の1例
高橋 真治呉屋 朝幸亀田 典章
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2018 年 79 巻 2 号 p. 356-359

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抄録
患者は77歳,女性.腹部腫瘤,腹痛を主訴に来院した.精査の結果,壁外発育型横行結腸癌および多発性肝転移と診断し,横行結腸切除術を行った.組織型は低分化腺癌,免疫染色はCK7-/CK20+であった.術後化学療法を施行したが,肝転移の増悪および腹膜播種の新たな出現により術後4カ月で永眠した.壁外発育型大腸癌はまれで,なかでも低分化腺癌は報告例が非常に少ない.また,CK20+を呈する大腸低分化腺癌は予後不良と言われる.今回われわれは,著明な壁外発育を呈し予後不良だったCK20+横行結腸低分化腺癌の1例について,文献的考察を加えて報告する.
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© 2018 日本臨床外科学会
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