日本臨床外科学会雑誌
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症例
小児頭大の肝細胞癌RFA穿刺部転移の1例
竹林 三喜子橋本 瑞生水谷 哲之鈴木 俊裕藤原 玄坂口 憲史
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2018 年 79 巻 4 号 p. 864-869

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抄録
症例は82歳,男性.既往に慢性C型肝炎,肝硬変,肝細胞癌(hepatocellular carcinoma:HCC)があり,6年前に経皮的ラジオ波焼灼療法(radiofrequency ablation:RFA)の治療歴があった.主訴は右胸壁腫瘤,2年前より右胸壁に腫瘤の出現を認め,徐々に増大し,疼痛と出血を伴うため受診.腫瘍は小児頭大で表面は一部壊死,潰瘍形成し,出血が続いていた.右側臥位になれず寝返り困難な状況であった.腫瘍は過去のRFA穿刺部に一致しており,穿刺経路胸壁転移と考えた.肋間へ圧排性に進展していたが胸腔,腹腔内へは露出しておらず,QOL改善目的のため胸壁腫瘍摘出術+分層植皮術施行.術後QOLの改善を認めた.肝硬変やHCCの予後が切迫した状況でない限り,穿刺経路胸壁転移にはQOL低下を生じる前に切除が望ましいと考える.
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© 2018 日本臨床外科学会
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