日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡下切除した最大径12cm食道GISTの1例
木村 泰生, 丸山 翔子, 瀧口 豪介, 浅利 貞毅, 藤田 博文, 荻野 和功
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キーワード: 食道GIST, 腹腔鏡, 観音開き法
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2018 年 79 巻 7 号 p. 1439-1444

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抄録
症例は69歳,男性.検診で施行された胸部単純X線検査にて,異常陰影を指摘された.精査目的に行われた造影CTにて,下部食道左側壁に接する径10×10cm大の不均一に造影される充実性腫瘤を認めた.MRIでは,T1強調画像で一部高信号を示し,腫瘍内出血が示唆された.超音波内視鏡下穿刺生検を行ったところ,免疫染色でc-kit陽性を示す核分裂像の乏しい食道gastrointestinal stromal tumor(以下,GISTと略記)と診断された.手術は腹腔鏡下に経横隔膜アプローチで行い,下部食道切除および全胃管を用いた胸腔内食道胃吻合(観音開き法)にて再建を行った.病理組織学的所見ではc-kit陽性,mitosisが 62/50HPFで,Fletcher 分類の高リスク食道GISTと診断された.術後経過は良好で,現在imatinibによる補助化学療法施行中である.
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© 2018 日本臨床外科学会
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