日本臨床外科学会雑誌
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症例
経カテーテル動脈塞栓術後に肺全摘術を行った右肺動脈欠損症の1例
吉村 誉史五明田 匡太田 紗千子寺田 泰二
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2018 年 79 巻 8 号 p. 1649-1654

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抄録
片側肺動脈単独欠損症はまれで,繰り返す喀血や肺感染症で診断されることが多い.そして,これらの症状を内科的療法で制御するのは困難なことも多く,肺全摘術が選択されることがある.症例は62歳,女性.小学4年生時に喀血の既往あり.平成26年5月に喀血を繰り返し,救急入院.胸部単純CT検査で右肺動脈欠損,右肺低形成,右肺上・中葉の血液吸い込み像を認めた.気管支鏡検査では右肺上葉からの出血が確認された.心臓超音波検査で心内シャントを認めず,胸部造影CTでは左右冠動脈や発達した気管支動脈などから多数の側副血行を認めた.気道出血のコントロールと術中出血量減少を目的に,右肺に側副血行を認める左右冠動脈,内胸動脈,気管支動脈,肋間動脈,下横隔膜動脈の計7箇所に経カテーテル動脈塞栓術を施行後,右肺全摘術を施行した.
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© 2018 日本臨床外科学会
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