日本臨床外科学会雑誌
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症例
内視鏡的バルーン拡張術で治癒したY脚吻合部狭窄による輸入脚症候群の1例
永田 祐貴大迫 政彦下川原 尚人田畑 峯雄石崎 直樹
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2018 年 79 巻 8 号 p. 1668-1672

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抄録
症例は66歳の男性で,胃癌に対して胃全摘術(Y脚吻合はCircular stapler 21mmによる側側吻合)を施行した.手術後7カ月目に食事のつかえ感がありCTを施行したところ輸入脚の拡張を認め,Y脚吻合部狭窄による輸入脚症候群と診断した.上部消化管内視鏡検査で吻合部は同定できなかった.血液検査で異常を認めなかったため待機治療可能と判断し,後日シングルバルーン内視鏡検査を施行した.狭窄部を同定し,内視鏡的バルーン拡張術を施行したところ大量の腸液が排出された.術後経過は良好で術後5日目に退院した.Y脚吻合部狭窄が原因の輸入脚症候群に対する内視鏡的バルーン拡張術は低侵襲で有用な治療法と考えられた.
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© 2018 日本臨床外科学会
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