2019 年 80 巻 6 号 p. 1041-1045
尿膜管遺残症は再燃を繰り返すことも多く,その場合,外科的切除を考慮する必要がある.一方,尿膜管遺残症は若年者に多く認められることから,手術においては根治性と整容性の両立が重要である.本邦で整容性と低侵襲を目的とした腹腔鏡下尿膜管切除術が保険適応となり,標準術式となっている.しかし,3ポートを使用する方法では,整容性の面ではまだ十分とは言えない.最近は更なる整容性を求め,単孔式腹腔鏡下尿膜管摘出術の報告も散見されるようになってきている.しかし,臍切開方法や臍形成に関しては標準化されていないのが現状である.
今回,当院で施行している単孔式腹腔鏡下尿膜管摘出術における臍切開方法や尿膜管切除術方法の工夫における取り組みを紹介する.