日本臨床外科学会雑誌
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綜説
乳房温存オンコプラスティックサージャリーの勧め
小川 朋子
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2022 年 83 巻 7 号 p. 1195-1204

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抄録

乳房温存オンコプラスティックサージャリー(OPBCS)ワーキンググループは,OPBCSの手技習得のためステップアップガイドを作成している.

=OPBCSステップアップガイド=

1)Basic OPBCS:OPBCSを行う際の基本的な心構え.

OPBCSにおいては,腫瘍の大きさ・広がり・位置,乳房の大きさ,腫瘍/乳房容積比に加え,背景の乳房構成や立位での形態の評価も重要である.

2)Volume displacement:

<ステップ1>乳腺内組織の剥離・移動に加え,皮膚切開の工夫やNACの位置調整(NAC re-centralization)を行う.

<ステップ2>乳房縮小術を基盤としたOPBCSを特徴づける手技.ほとんどの場合NAC re-centralizationが必要.

3)Volume replacement:

<ステップ1>主として切除部に近接する組織を局所皮弁として用いる.比較的小さな欠損に使用.

<ステップ2>広背筋皮弁や穿通枝皮弁などの手技.比較的大きな欠損に使用.

段階的にOPBCSの手技習得を目指して欲しい.

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