日本臨床外科学会雑誌
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症例
切除30年後に対側に異時性乳癌を発症した遺伝性乳癌卵巣癌症候群の1例
長谷川 繁生二瓶 義博佐藤 多未笑高須 直樹五十嵐 幸夫大西 啓祐大竹 浩也
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2022 年 83 巻 8 号 p. 1413-1416

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抄録

2020年4月から,遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)の診療に対する保険適応が拡大された.これにより,リスク低減乳房切除が保険収載された.リクス低減手術により新規乳癌の発症の90%以上を抑制することや,予後改善効果の報告も散見される.今回,われわれは30年前に左乳癌の手術を施行した患者が右乳癌に罹患し,治療した.治療経過で,BRCA2が陽性であることが判明し,遺伝性乳癌卵巣癌症候群と診断した.示唆に富む症例と思われ報告した.

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© 2022 日本臨床外科学会
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