日本臨床外科学会雑誌
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臨床経験
胆嚢捻転症6例 -主にMRI画像所見を中心に-
村松 さゆり, 奥村 拓也, 稲守 宏治, 山下 公裕, 礒垣 淳, 川辺 昭浩
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キーワード: 胆嚢捻転症, MRCP, 胆管変形
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2023 年 84 巻 11 号 p. 1695-1699

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抄録

当院で経験した胆嚢捻転症の画像所見を後ろ向きに検討した.対象は2017年1月から2022年12月までの5年間で経験した6例とした.全例女性,年齢中央値は88.5歳(75-91),発症から入院までの期間中央値3.5日(0-10)であった.CT画像では胆嚢の底部側の偏位を5例に認め,胆嚢頸部の高吸収領域は2例にのみ認めた.全例MRIを施行し,MRCP画像では胆嚢管を屈曲点とした“肝外胆管のV字変形”を5例に認めた.胆嚢管が捻転し,この一点に向かって肝外胆管が牽引されていると考えられた.MRCP所見により全例,胆嚢捻転症の術前診断に至った.入院から治療までの中央値は0日(0-2)で,5例に緊急腹腔鏡下胆嚢摘出を,1例は経皮的胆嚢ドレナージを行った.治療から退院までの中央値は4日(4-27)であった.MRCP画像の肝外胆管のV字変形は胆嚢捻症に特徴的な所見で,早期診断,治療につながると考えられた.

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