日本臨床外科学会雑誌
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症例
腸重積をきたした17歳男性の腸管嚢腫様気腫症の1例
二村 徳人鈴木 雄之典永井 秀征野本 昂奨横井 彩花阪井 満
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2023 年 84 巻 6 号 p. 892-897

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抄録

症例は17歳,男性.前日からの腹痛の増悪を主訴に当院を受診した.CTにて回盲部の腫瘤性病変を先進部とした腸重積の所見を認めた.腸重積に対して高圧浣腸による整復を試みたが重積の解除は得られず,緊急手術を施行した.術中,回腸末端から上行結腸が横行結腸に嵌入する所見を認め,徒手的に整復した.右側結腸の固定不良があり,近位上行結腸には腫瘤性病変を触知した.悪性腫瘍が否定できなかったため,回盲部切除術を施行した.病理組織検査所見では腸管嚢胞様気腫症(pneumatosis cystoides intestinalis;以下,PCI)と診断された.PCIは腸管の粘膜下または漿膜下に含気性嚢胞を生じる比較的稀な疾患で,腸重積を引き起こした報告例は少ない.文献的考察を交えて報告する.

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© 2023 日本臨床外科学会
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