日本臨床外科学会雑誌
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原著
地域における総合外科医の必要性と役割─大分県多施設共同アンケート調査─
平塚 孝宏髙山 洋臣猪股 雅史上田 貴威
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キーワード: 総合外科医, 地域医療
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2025 年 86 巻 10 号 p. 1283-1291

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抄録

緒言:医師偏在や外科医の高齢化・減少が地域外科医の負担を増加させている.地域医療を支えるには,地域のニーズに応じた外科医の配置が必要である.本研究の目的は,幅広い医療フェーズに対応可能な総合外科医の地域医療におけるニーズと役割を明らかにすることである.対象と方法:2024年6月-8月,大分県内の医療機関の通院患者81名と外科医34名を対象に,総合外科医のニーズ・役割に関するアンケート調査を実施した.結果:“地域で求められる外科医”は総合外科医が専門医より多く,総合外科医に求めることは良性・緊急疾患手術,術前・術後の総合管理であった.一方,“治療してもらいたい外科医”は専門医が多かった.地域では良性疾患手術に地域病院を希望する患者が多かった.結語:地域医療では専門医による高度な手術,総合外科医による良性疾患や緊急手術,周術期の総合的な管理が求められており,総合外科医の育成システムと適正配置とが重要である.

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