日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡下十二指腸空腸吻合を行った上腸間膜動脈症候群の1例
大原 規彰新宮 優二河合 清貴清板 和昭緒方 諒仁川井 覚
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2025 年 86 巻 10 号 p. 1317-1322

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抄録

症例は77歳,男性.上腸間膜動脈症候群の再発を繰り返しており,また患者本人の強い希望もあり,腹腔鏡下十二指腸空腸吻合術を施行した.Treitz靱帯から約30cmの空腸と十二指腸水平脚を逆蠕動方向に自動縫合器で側側吻合を行い,挿入孔を腹腔内で縫合閉鎖した.挿入孔閉鎖部における縫合不全を懸念し,臍部ポート創より直視下にLembert縫合を追加した.しかし,術後吻合部狭窄を認め,再手術を施行することとなった.上腸間膜動脈症候群に対する腹腔鏡下十二指腸空腸吻合術は手技が簡便と考えられているが,吻合部狭窄予防の点において,さらに工夫が必要である.

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