2025 年 86 巻 6 号 p. 725-733
目的:超音波内視鏡ガイド下胆囊ドレナージ(endoscopic ultrasonography-guided gallbladder drainage:EUS-GBD)の,胆石性胆囊炎に対するbridge to surgery(BTS)としての安全性と有用性を評価する.
対象と方法:2016年4月から2021年12月までに胆囊摘出術を行った中等症以上の胆石性胆囊炎111例.内訳は,BTS症例52例(EUS-GBD群:35例,endoscopic gallbladder stenting(EGBS)群:6例,percutaneous transhepatic gallbladder drainage(PTGBD)群:11例),手術症例59例(no drainage群).ドレナージ法と手術治療について比較検討した.
結果:EUS-GBDはEGBSと比べて処置時間が有意に短く,PTGBDと比べて手術までの期間が有意に長かった.EUS-GBD群は開腹移行が1例のみであった.
結論:胆石性胆囊炎に対してEUS-GBD後に手術を行う方法は,習熟した内科医や外科医が行えば安全かつ有用な治療法である.