日本臨床外科学会雑誌
Online ISSN : 1882-5133
Print ISSN : 1345-2843
ISSN-L : 1345-2843
症例
索状物による絞扼性胆囊炎の1例
小野 航平永末 裕友横溝 博
著者情報
ジャーナル フリー

2025 年 86 巻 7 号 p. 928-931

詳細
抄録

症例は72歳,男性.心窩部痛,嘔吐が出現し,次第に増悪したため当院の救急外来を受診した.CT所見より胆囊捻転症の診断で,同日緊急手術を施行した.手術は,4 port法で腹腔鏡下胆囊摘出術を施行した.術中所見では,胆囊頸部に大網および小網から連続するバンドが交絡し,これにより同部が絞扼されそれより底部側の胆囊は壊死に陥っていたが,捻転はしておらず,絞扼性胆囊炎と診断した.術後経過は良好で術後4日目に自宅退院とした.索状物による絞扼性胆囊炎は稀な疾患であり,文献的考察を含めて報告する.

著者関連情報
© 2025 日本臨床外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top