2025 年 86 巻 7 号 p. 928-931
症例は72歳,男性.心窩部痛,嘔吐が出現し,次第に増悪したため当院の救急外来を受診した.CT所見より胆囊捻転症の診断で,同日緊急手術を施行した.手術は,4 port法で腹腔鏡下胆囊摘出術を施行した.術中所見では,胆囊頸部に大網および小網から連続するバンドが交絡し,これにより同部が絞扼されそれより底部側の胆囊は壊死に陥っていたが,捻転はしておらず,絞扼性胆囊炎と診断した.術後経過は良好で術後4日目に自宅退院とした.索状物による絞扼性胆囊炎は稀な疾患であり,文献的考察を含めて報告する.