全日本鍼灸学会雑誌
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シンポジウム
多職種連携企画 「地域医療 (在宅医療)」
遠藤 美紀津田 恭輔大木島 さや香齊藤 奈津美
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2025 年 75 巻 2 号 p. 235-243

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抄録

今後の日本では、 医療・介護の現場で働く専門職の人材が大きく減少すると見込まれています。 いよいよ、 はり師・きゅう師の出番です。 我々、 はり師・きゅう師が、 地域医療、 在宅医療にどうやって関わり始めると良いのでしょうか? 迷っている方も多いかも知れません。 ヒントは現場で働く専門職の方々を先ずは知ることから始まります。 専門職の種類は沢山あります。  連携の入り口は、 敷居が高いと思われている方も多いのではないでしょうか。  鍼灸院の中で、 頑張るのも一方法ですが、 勇気を出して鍼灸院を一歩飛び出し多くの専門職との出会いを楽しんでください。 意外と優しく迎えられるかも知れません。 そして、 はり師・きゅう師とはどんな仕事ができるのかを伝えて、 ゆっくりご理解いただくことが大切です。 先ずはお互いが知り合うことです。 そして医療介護チームの中に入り込んでください。  在宅で療養されている患者さんには、 残された時間をどのように生きるか、 迷いながら、 苦しんでおられるかも知れません。 プライマリ・ケアやスピリチュアルペイン、 全人的苦痛という深い意味を事前に調べておくと良いと思います。  近代ホスピスの母:シシリー・ソンダースさんは、 「あなたはあなたのままで大切です。 あなたの人生の最後の瞬間まで大切な人です。 ですから私たちはあなたが安らかに死を迎えられるだけでなく、 最後まで生きられるように最善を尽くします」 つまり、 患者一人ひとりの尊厳を重視し最期の時まで 「生」 に焦点をあてられています。 はり師・きゅう師は患者さんが痛いと訴えるところに手を当てる 「手当て」 が許されています。 手当てから始まる奥深い東洋医学の叡智を探って全人的治療へと進めてください。  大会テーマ 「つながり、 通じ、 いかす鍼灸」 地域医療、 在宅医療に精通しているそれぞれの立場から現場で奮闘されている実際や問題点などお伺いしました。 是非参考にしていただきたいと願っています。

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