抄録
ddY, ICR 系雄性マウス (5週令) を用い, 総重量15mg/body の艾を左右期門穴相当部位に, I) 隔日5回, II) 隔日15回, III) 週2回の割合で15回と連続施灸を行い, カーボン貪食能, 腹腔滲出細胞および腹腔 macrophage のライソゾーム酵素活性への影響を検索した。ICR系マウスでは食作用亢進はみられない反面, ライソゾーム酵素活性の変動が強く, ddY系マウスではIIIの連続施灸で食作用の亢進とライソゾーム酵素活性増加が認められた。以上, 本実験条件による連続施灸では必ずしも1回施灸にみられた貪食能亢進効果増強を現すとは限らず, 生体の適応現象と相まって網内系に作用し, 生体防御反応の内在的賦活傾向を有する事が示唆された。