全日本鍼灸学会雑誌
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マウス貪食能に及ぼす施灸刺激の影響 第3報
間歇的連続施灸刺激による検討
岡崎 雅子古屋 英治松山 陽太郎坂本 浩二
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1982 年 32 巻 2 号 p. 9-16

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抄録

ddY, ICR 系雄性マウス (5週令) を用い, 総重量15mg/body の艾を左右期門穴相当部位に, I) 隔日5回, II) 隔日15回, III) 週2回の割合で15回と連続施灸を行い, カーボン貪食能, 腹腔滲出細胞および腹腔 macrophage のライソゾーム酵素活性への影響を検索した。ICR系マウスでは食作用亢進はみられない反面, ライソゾーム酵素活性の変動が強く, ddY系マウスではIIIの連続施灸で食作用の亢進とライソゾーム酵素活性増加が認められた。以上, 本実験条件による連続施灸では必ずしも1回施灸にみられた貪食能亢進効果増強を現すとは限らず, 生体の適応現象と相まって網内系に作用し, 生体防御反応の内在的賦活傾向を有する事が示唆された。

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