全日本鍼灸学会雑誌
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マウス貪食能に及ぼす施灸刺激の影響 第2報
1回施灸による腹腔滲出細胞および腹腔マクロファージのライソゾーム酵素活性の動態
古屋 英治岡崎 雅子笠原 多嘉子坂本 浩二
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1982 年 32 巻 2 号 p. 1-8

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抄録

施灸刺激によりマウス貪食能亢進傾向を認めたわれわれの報告6)から,さらに1回施灸刺激後の腹腔滲出細胞 (PEC) および腹腔 macrophage (腹腔Mp) のライソゾーム酵素 (acid-phosphatase, β-glucuronidase) 活性の測定と, その形態変化について検索した。動物はddY, ICR系雄性マウス (5~6週令) を用い, 総艾重量15mg/body を期門穴相当部位へ施灸した。ddY系マウスでは施灸後3hでPECの acid-phosphatase 活性の増加, ICR系マウスは施灸後3hでPECの細胞数増加および acid-phosphatase 活性の低下がみられ, また施灸後120hで腹腔Mpのβ-glucuronidase 活性が増加した。以上の結果から施灸によるカーボン貪食能亢進時には同時にPECおよび腹腔Mpの活性化傾向を認めた。

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