全日本鍼灸学会雑誌
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二, 三の実験的疾患に対するハリの効果についての形態学的研究
渡 仲三馬渕 良生黒野 保三堀田 康明堀 茂石神 龍代中村 弘典山田 耕
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1983 年 33 巻 2 号 p. 125-133

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抄録

鍼灸がある種の疾患, 特に慢性病に有効であることは古くから良く知られており, その恩恵に浴する患者の数はおびただしい。しかし, 施鍼や施灸が, 何故にどのようにして有効であるのかについては実証性に乏しいことも事実である。ここに鑑みて, われわれはハリの有効性を実験的に実証しようと試み, すでに多くの研究を行なって来た。今回はこの研究の1部をまとめてご紹介したい。本論文の内容は (1) 四塩化炭素による肝傷害に対するハリの予防的, 治療的効果, (2) アロキサン糖尿病に対するハリの治療的効果および (3) 塩化第2水銀による腎傷害に対するハリの効果であり, いずれもハリが予防的または治療的にも有効であることが超微形態学的に実証された。

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