全日本鍼灸学会雑誌
Online ISSN : 1882-661X
Print ISSN : 0285-9955
ISSN-L : 0285-9955
トランスジューサーによる脈診記録と臨床応用 (そのII)
疼痛閾値の上昇からみた五行穴と非五行穴
尹 淑香, 名倉 節, 中野 忍, 古賀 義久, 松本 勲, 池園 悦太郎
著者情報
ジャーナル フリー

1984 年 33 巻 3 号 p. 272-278

詳細
抄録
トランスジューサーを用いることによって脈診を客観的に記録できることを前回報告した。今回, この脈診記録を用いて各経絡の虚実を決め, 五行論にもとづく経穴と五行論とは無関係な経穴の針刺激前後の熱刺激による疼痛閾値の変化を調べた。9人のボランティアにおいて, 疼痛閾値の上昇した6人はすべて五行穴の刺激によった。残りの3人は, 五行穴, 非五行穴刺激によって疼痛閾値は変化しなかった。また, 薬剤アレルギーの女性の鼻たけ切除術を五行穴の刺激で, 局所麻酔薬や鎮痛薬など一切使用しないで無痛下に終了した。
著者関連情報
© 公益社団法人 全日本鍼灸学会
前の記事 次の記事
feedback
Top