抄録
脳神経外科外来において, 難治性頭痛及び脳血管障害に原因する四肢のしびれ・こわばり・疼痛を訴える患者220名を対象に低周波置針療法を行なった。治療方法は2群に大別し, I群には通電時間7分, 週1回施行し, II群は20分間, 週2回とした。その結果, 一般にいう頭痛のなかでも, 特に脳血管疾患が基礎にない場合は, 針治療効果は大きいが, その他の頭痛やしびれ感についても通電時間の延長と頻回な治療により, より効果的なものにする可能性がある。しかし, 頸・肩・四肢の疼痛については, 通電時間や治療回数には, あまり影響を受けないような印象がある。