抄録
対象は, 昭和61年9月から同62年2月までに財団法人東洋医学技術研修センター臨床治療施設を来療した13例の患者である。これらの患者に連続血圧計を用いて, 1回の鍼灸治療中の血圧を測定し, 検討したので報告する。
その結果, (1) 血圧は, 治療中, 下降傾向を示した。(2) 普通鍼, 鍼麻酔方式, 整体手技後に, 最高血圧が下降傾向を示した。(3) 治療後, その血圧は, 徐々に治療前の血圧に近づいていった。
このことから鍼のみでなく, 幾つかの関連療法を併用することにより血圧の安定を図ることが有用と実証できた。