全日本鍼灸学会雑誌
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頸部における胸膜頂の体表投影部位に関する解剖学的研究
上島 幸枝北村 清一郎巽 哲男合田 光男永瀬 佳孝尾崎 朋文森 俊豪松岡 憲二金田 正徳竹下 イキ子西崎 泰清堺 章
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1989 年 39 巻 2 号 p. 212-220

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抄録

17遺体を用い, 天突穴, あるいは天突―肩峰間線を基準にした胸膜頂の体表投影部位を調べた。天突―肩峰間線の実長は左右共に平均185mm, 上方への角度は右22度, 左23度, 後方への角度は右が23度, 左が25度であった。右側胸膜頂は, 天突穴を通る前額面上で, 最大限には天突穴の外方0~58mm, 上方へは44mmより下方に存在した。左側ではこれらの値は各々5~58mmおよび49mmであった。一方, 天突―肩峰間線を基準にすると, 胸膜頂はその内側約1/3の範囲に含まれ, 上端は天突穴から約1/4離れた位置で, 最大限にはその上方35 (右) または32mm (左) の高さにあった。

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