全日本鍼灸学会雑誌
Online ISSN : 1882-661X
Print ISSN : 0285-9955
ISSN-L : 0285-9955
腎兪穴刺鍼の腎機能に及ぼす影響に関する研究 その1
PSP排泄試験から見た変化
瀬沼 広幸河窪 紳介工藤 大作堀口 正剛水沼 国男村田 尚北小路 博司金子 宏
著者情報
キーワード: 腎兪, 鍼療法, 尿細管, PSP試験
ジャーナル フリー

1989 年 39 巻 4 号 p. 408-412

詳細
抄録
腎兪穴刺鍼が腎機能に及ぼす影響を phenol-sulfonphthalein (PSP) 排泄試験を指標に検討した。健康成人男子13名を対象とし, 対照群と腎兪穴刺鍼群の2群におけるPSP排泄率と尿量について比較検討した。PSP排泄率は, 腎兪穴刺鍼群では対照群に比べ15分値で有意(P<0.02)に排泄率の増加が認められた。尿量は, 対照群に比べ腎兪穴刺鍼群は増加傾向を示したが有意差は認められなかった。
腎兪穴の鍼刺激は近位尿細管の排泄機能を促進させることを示している。また, PSP排泄率は腎血漿流量 (RPF) との相関性があることから, 腎兪穴刺鍼のRPFへの影響が示唆された。
著者関連情報
© 公益社団法人 全日本鍼灸学会
前の記事 次の記事
feedback
Top