抄録
膠原病のPSSやSLE患者の末梢循環障害に対する低エネルギーレーザー照射による改善効果を, レーザードップラー血流計 (LDV) を用いて検討した。レーザー照射点としては, 両側の天柱, 風池, 肩井, 手三里, 経梁, 合谷, 星状神経節の各点に左右各1分間の照射を行った。その結果, レーザー照射前後のLDVの比較で, 1回の照射による直後効果では10例中6例で末梢血流量が増加, 3例で変化なく, 1例で減少した。そして, 照射前後の比較では, 全体として有意な増加が認められた (p<0.05)。このことから, 膠原病の末梢循環障害に対して, 低エネルギーレーザー照射が有用であると思われた。