全日本鍼灸学会雑誌
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明瞭な経絡現象を呈する一症例について (第4報)
刺激方法の違いによるPSMの変化, PSMの感伝速度, PSMの機械的圧迫による遮断効果について
神野 英明北出 利勝豊田 住江河内 明王 財源兵頭 正義
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1991 年 41 巻 3 号 p. 353-357

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抄録
明瞭な経絡現象を呈する症例 (60歳, 主婦) を対象に各種の鍼灸刺激を与えて循経感伝現象 (PSM) を観察した。関衝 (井穴) 刺激により著明にPSMが出現した刺激法は, 指圧, 〓鍼, 低周波〓鍼であった。温灸 (カマヤミニ) 刺激法は, 井穴より原穴の方にPSMが著明に出現した。12経の井穴に〓鍼刺激を与えたPSMの感伝速度において, 肝・腎・脾経は約70cm/secで速く, 心・大腸経は約1cm/secで遅かった。PSM出現中に, 50-60mmHg (マンシェット) の圧力で, また圧痛計による約400g/cm2の部分圧迫でPSMの感伝が中断した。
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