筑波大学附属盲学校
1992 年 42 巻 2 号 p. 174-180
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花粉症は東洋医学的にみると肺経・大腸経の異常ととらえた筆者は関係諸穴に施灸し, その治療効果を第1報において報告した。今回は灸療法群及び抗アレルギー剤を使用した薬物療法群とで各症状がどの様に変化したか比較検討した。対象は杉花粉症患者14名で灸療法群の施灸部位は, 大椎及び左右上肢の肺経・大腸経から圧痛・硬結等の反応点を一つ選び計三ヵ所とした。その結果灸療法群は薬物療法群と同様に花粉飛散数の多い日においても各症状が増強されず安定しており, 施灸が花粉症の各症状を抑えるのに有効であったと考える。
自律神経雑誌
日本鍼灸治療学会総会論文集
日本鍼灸治療学会誌
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