全日本鍼灸学会雑誌
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仮想実験による鍼の研究方法と評価法の検討
川喜田 健司
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1993 年 43 巻 1 号 p. 20-27

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抄録

鍼灸の研究方法における種々の問題を検討するために, 仮想実験を行なった。その結果, 鍼通電刺激群の方が置鍼群に比べて統計学的検定から有意に効果が高いことが明らかとなった。この仮想実験の結果に基づき作成された簡単な論文を材料として, その中に見られる記載の不備, 実験計画法の欠落, 統計上の種々の誤りなどを具体的に指摘し, 解説を加えた。さらに, 多標本実験計画法とそれに基づく統計学的評価法の鍼灸研究における問題点も併せて考察した。

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