抄録
鍼灸師という職業人にまで学生の意識を高揚させていくことが求められる専門学校教育の中で (以下, 社会化機能という), その実態を知るために学生に対する意識調査を実施し, 検討を行った。
方法としては平成5年7月, 本校鍼灸科3年生172名を対象に, 無記名方式で意識調査を実施した。
入学前, 在学中, 卒業時の3段階による社会化の実態に視点をあて「順調タイプ」「葛藤タイプ」「無目的タイプ」の3タイプに分類し検討した。その結果約8割が「順調タイプ」の学生であり,「無目的タイプ」の学生はいなかった。これは専門学校の1つの特性と思われる。しかし,「葛藤タイプ」の学生が1割存在しており, このタイプの学生への内面的な調査研究, 教育的配慮が今後の課題と考えられる。